2001年公開のフランス映画です。 主人公アメリはパリに住む22歳の女性。

映画通信

新旧映画のレビューを配信します

▼MENU

好きな映画 アメリ

2001年公開のフランス映画です。

主人公アメリはパリに住む22歳の女性。

幼少期に親の問題によって周囲とのコミュニケーションをどう取っていいかわからないまま成長してしまったアメリは、ひとり妄想癖が得意になります。

街を歩きコミュニケーション不足以外は平凡な日を送ってましたが、ある時に自分の行いが人に喜ばれる気持ちを知ったアメリは少しだけ物事が良くなるよう行動したり、時にはイタズラを仕掛けたりします。

人と接しず生きてきたアメリがある男性に恋をし、不器用な恋模様も描かれています。

話しかけることができず男性を物を使って振り回してしまい、表情が豊かとは言えないアメリでもうまくいかない困惑した様子が見て取れます。

作中はフランス映画ということで少々珍しい、アメリカやイギリス製作の映画ばかり見てきた自身にとっては映像や音楽などの世界観がまるで違く、テンポやストーリーの流れが喜劇を見ているかのように思えます。

音楽も印象に残りやすいですが、物語の舞台がパリなだけあって人々のファッションや街中、背景がとても素敵に映し出されます。

アメリ本人のおかっぱショートカットにワンピース、作中に出てくる喫茶店のクリームブリュレはそれはもう美味しそうで、アメリがスプーンで表面のカラメルをパリッと割る映像が記憶に新しいです。

その行動も作品のキーとなっています。

個人的にクリームブリュレのシーンが一番好きです。

作品の好き苦手は人によって意見分かれるのではないかと思いますが、数年前になんとなくこの作品を一度見てからずっと心に残る作品のひとつになりました。

落ち着いた少し刺激のある、しかし何処となくアメリに共感する部分と感情を揺さぶられる、忘れた頃にまた見返したくなる作品だと思います。

スポンサードリンク

メニュー

スポンサードリンク