多くのファンタジー小説が指輪物語の世界観を取り入れていて、ファンタジー小説の元祖ともいえる指輪物語の初の実写化した映画である「ロード・オブ・ザ・リング三部作」

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ロード・オブ・ザ・リング三部作の魅力

2001年に公開されたアメリカとニュージーランド合作のファンタジー映画で、この映画の原作は数あるファンタジー小説の中でもっとも人気があり、ファンタジー小説の金字塔ともいえるJ.R.R.トールキンの長編小説「指輪物語」です。


「指輪物語」の初の実写化という事で公開当時も話題になりました。


というのもこの「指輪物語」はストーリーが壮大過ぎてかつての映画界の巨匠、故スタンリーキューブリックでさえ「実写化は不可能」と云わしめたほどでした。


三部作にわたるストーリーの長さはもとより、物語中に出てくるミナス・ティリスや角笛城、裂け谷などの建造物の製作など資金がかかりすぎる為、実写化は困難だったのです。


しかしながら昨今の映画撮影技術の向上、特にCG技術の飛躍的な向上により実写映画化の実現が可能になり、ニュージーランド人のピーター・ジャクソン監督がメガホンを取り今回の「ロード・オブ・ザ・リング三部作」が完成しました。


「遥か昔、悪の冥王サウロンによって作られた大いなる魔力を秘めたひとつの指輪。


ホビットのフロドはひょんな事からその指輪を手に入れるが、冥王サウロンの復活の鍵を握っている指輪だという事を知る。


そしてサウロンの復活を阻止するには、遥か遠くのモルドールにある滅びの山の炎の中に指輪を投げ入れ、指輪を破壊するしかない。


その役割を背負う事になったフロドは仲間と共にモルドールへ旅立つのだが、その先に待つあまりにも過酷な運命を知る由もなかった。」


この映画を見た感想ですが、ファンタジー映画でも子供っぽくはなく、かといって難しすぎでもなく分かりやすいストーリーで大人も子供も楽しめる映画だと思います。


モルドールへの旅の途中に指輪が持つ魔力によって仲間が指輪に誘惑され、仲間達が傷つき、中には命を落としてしまう者がいるところなど、指輪物語が持つ深さや暗さなど映画でも見事に再現されています。


実写化にともない、この映画もCGを駆使していますが、CGを多用する事なく従来の撮影手法も使い、そのあたりは巧みにロード・オブ・ザ・リングの世界である「中つ国」(ミドルアース)を表現しています。


例えば物語に出てくる巨大建造物(ミナス・ティリスや角笛城など)はミニチュアを造り、それをCGと組合せる事によりCGだけでは出せない建物の質感を出し、あたかも本当にある建物の様な雰囲気を出しています。


そしてなにより中つ国の世界観を表現するのに監督ピーター・ジャクソンが選んだ映画のロケ地は広大な自然がたくさん残っているニュージーランドで、その広大なロケーションはロード・オブ・ザ・リングの世界と見事にマッチし、映画を観る者を引き込んでくれます。


そういった意味では「風景」を楽しむ事も出来る映画だと思います。


この映画は僕にとって今まで観たファンタジー映画の中でも最高の映画で何度観たか覚えてないぐらいですね。


多くのファンタジー小説が指輪物語の世界観を取り入れていて、ファンタジー小説の元祖ともいえる指輪物語の初の実写化した映画である「ロード・オブ・ザ・リング三部作」


僕にとって最高の映画です。


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