新旧映画のレビューを配信します
夫に勧められて観た、1994年製作のフランス・アメリカ合作映画、レオン。
今まで見た映画の中で一番好きです！
ハッピーエンドではないのに胸がじんわりと温かくなります。
何度も繰り返し観てしまいます。
ストーリーやアクションなどはもちろん楽しいのですが、特に登場人物それぞれの魅力が素晴らしいです。
レオンは不器用で無口だけどかわいらしい。
マチルダは賢くて逞しい美人だけど「愛か死か」なんて気持ちの振れ幅が大きくて危うい。
スタンスフィールドは豪快でトチ狂っているけど真面目な性格が垣間見られる悪役。
わたしはこの3人のメインキャラクターが大好きになってしまいました。
どうしてもマチルダを見捨てることのできないレオンと、彼に守られながらも力強く生きているマチルダ。
この関係は恋仲でも友達でもなく、もっと深く純粋で不思議なものです。
感じたことのない愛の形でした。
マチルダは観葉植物とともに、レオンの愛に守られながらこれからも逞しく危うく生きていくのだろうと思います。
エンディングテーマのShape of My Heart/Stingがとても印象的で、この映画の温かさや切なさ、孤独さをすべて請け負っていつまでも余韻に浸らせてくれます。
ちなみにうちの飼い猫の名前はレオンです。この映画からいただきました。
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