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スパイダーマンは2種類実写化されていますが、私が好きなスパイダーマンは2002年にアメリカで制作されたサム・ライミ監督のスパイダーマンです。
スパイダーマンの魅力は、ヒーローなのにヒーローであることに苦悩する所です。
元々一般人のピーターがクモにかまれ特殊能力を得てヒーローになっていきますが、自分がスパイダーマンだということが敵にばれてしまったら、恋人が狙われてしまうため、好きな人にも自分の正体を隠し付き合うことも出来ず、事件があればピザの宅配のアルバイト中でも現場へと向かいます。
スパイダーマンの正体は内緒なので、当たり前ですが怒られます。
そして新聞記事にはスパイダーマンは悪者だと嘘を書かれてしまいます。
そういったことが重なり、ピーターは何のために戦うのかわからなくなり、脳力を失ってしまいます。
私はこの部分でピーターがいかに普通の人間であるかということを実感しました。
能力を使う使わないは個人の自由ですが、それをピーターは孤独であったり自由であったりを代償に使います。
ですが、普通の人間だからこそ、孤独がさみしかったりこのまま人々に悪者と誤解されたままいることに迷いが生じるのです。
そういった葛藤が本来ヒーロー物であるはずのスパイダーマンの魅力だと私は思いました。
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