俺は1953年のフランスで製作された、「恐怖の報酬」と言う、サスペンス映画がとても好きです。

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想像を遥か上回る『恐怖の報酬』

俺は1953年のフランスで製作された、「恐怖の報酬」と言う、サスペンス映画がとても好きです。


サスペンス作品として、面白い内容であるのは、勿論なのですが、この映画は、俺の想像を遥か上回る、大変深い構成にもなっていました。


ごく僅かな量でも、直ぐに爆発してしまう、ニトログリセリンが、沢山積み込まれて、走って行くトラック・・。


このトラックが向かう先には、数々の危険が、いっぱい潜んでおります。


次から次へと、大爆発の犠牲者となってしまいます。


「果たして、何とか無事に、ゴール出来る者はいるのだろうか?」


そんな感じに仕上がっている、ハラハラドキドキの内容へと、上手く作られていました。


監督である、アンリ(ジョルジョ・クルーゾー)は、映画が始める、スタート前の描写では、慎重にジワジワと、追い込んで行きます。


後半部分に差し掛かる事により、今度は全く休ませる事などないような、常に緊張したテンションにより、イヴ・モンダンらを、ドンドンと追い込んで行ったりします。


俺はこの作品に、すっかり集中して、見入っていたのですが、最もビックリしてしまったのは、1番最後にあるシーンでした。


これには、流石に驚いてしまいました。


あまりにも素晴らしい、フランス風味の独特な落ちが、そこにはありました。


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