シンドラーのリストで、人との出会いの大切さを学ぶことが出来ました。
シンドラーは、あの赤いコートの女の子を目撃したことで世界観が変わったのだと思います。
薔薇のように鮮やかな赤いコートはシンドラーの視界に入りやすく、記憶にも残りやすかったのでしょう。
その女の子が後日、遺体となって運び出されているのを目撃し、シンドラーの中にある正義の感情が渦を巻いたのではないでしょうか。
シンドラーが女の子と出会っていなかったら、ヒトラーの魔の手から多くのユダヤ人を救出する展開は望めなかったかもしれません。
人は人生で出会う人に影響され、決断を下すのだと思います。
出会う人が違うだけで、悪にでも善にでもなれます。
シンドラーは、少女と出会えたことが人生の転機を迎える奇跡のような出来事。
ヒトラーも、育った環境や出会った人物が違えば悪魔のような人間にはならなかったのかもしれません。
もしかしたら歴史に名を残す最高の偉人になることもあったでしょう。
小さくて脆い人間だからこそ、良い人を大切に、悪い人を反面教師に生きなくてはいけないのだと思います。
1993年にアメリカを中心に公開したシンドラーのリストは、4時間超の長時間放映の映画で観るのに精神力を使いました。
また見るに耐えない残虐な場面も出てきましたが、現実を勉強するのにとても役に経ちました。
本当に良い作品は、手軽に観れるものとは限らないことを学びました。
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