ドラえもん のび太の魔界大冒険は他の映画と違うところがある。
日本で1984年に公開されましたのび太の魔界大冒険は、他のドラえもん映画とは大きく異なる点がありました。
それは、のび太の友人のしずかちゃんたちが本物ではないという点です。
否、厳密に言えばしずかちゃんたちは本物ではあるのですが、のび太が元いた世界のしずかちゃんたちではないんです。
もしもボックスで「魔法を使える世界」にした後の、魔法世界の住人になったしずかちゃんたちなんです。
もしもボックスを使って変えた世界を、また元の世界に戻すと世界が変わっていた時の記憶は世界を変えた当事者以外覚えていないんです。
すなわちしずかちゃんたちは、世界が元に戻ったら魔法を使えたことも魔界を冒険したことも何一つ覚えていないのです。
だからドラえもんの醍醐味である「仲間と協力体制を築く」という根本的な部分が、幻想世界の話になっています。
それが中々不思議な気分でした。
それと、魔界大冒険にはドラミちゃんが登場するのも他の映画と異なる点です。
ドラミちゃんはピンチの時に登場するキャラクターなので、魔界大冒険でドラミちゃんが登場したということはのび太たちがかなり大ピンチになっていたのだと思います。
ドラミちゃんを必要とするほどピンチに陥る話は他にありません。
ドラミちゃんの活躍を期待する人にはおすすめの映画だと思います。
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