新旧映画のレビューを配信します
2014年日本公開の映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手」の異次元とは、作中に出てくる「英雄の外国兵」のことだと思っていました。
狙撃能力が高く、まさに異次元というのにふさわしいと思ったからです。
しかし、話が進むに連れて英雄よりも異次元な存在に気がつきました。
それは江戸川コナンです。
コナンはスカイツリーに似た建物を見学していた時に狙撃に合い、犯人を電動スケートボードで追いかけます。
そのときの追い方が、トラックがビュンビュン通る車道をアクロバティックな動きで進んで行っていたのです。
映画ではアクションシーンが多く、超人的なコナンですが、いくらなんでも度が過ぎるのではないかと思うくらいのアクロバティックぷりでした。
超人を通り越して「サイヤ人」でした。
「異次元の狙撃手」には最近コナンではキーキャラにもなっている二人のキャラクターが映画に初登場します。
一人は女子高生探偵の世良真純で、もう一人は沖矢昴です。
世良はボーイッシュな女の子で、蘭と同じくらいかそれ以上に強い子です。
今回の映画では、コナンと一緒に事件を捜査するのですが、犯人の存在に気がつかなかったコナンをかばって撃たれてしまいます。
そのイケメン過ぎる行動に同姓のキャラクターであっても、「かっこいい!惚れた!惚れた!」と騒いでしまいました。
劇場内だったので、心の中で。
と、同時にコナンくんは集中しすぎると周りが見えなくなることがあると思いました。
コナン自身、探偵ですし本当は高校生で世良と同い年なので、「女の子に助けられているようじゃまだまだだな。」とも思いました。
しかし、そういう抜けているところも好きなんです。
沖矢昴は、原作のとある展開を助長するシーンがラストに盛り込まれています。
声が変わったことで判明するのですが、前々から噂が出ていた「沖矢昴の正体」についての答えだったのでテンションが上がりました。
「異次元の狙撃手」ではキャストに福士蒼汰が使われていたので、時代の波に乗っかったのが伝わりました。
また、前作の「絶海の探偵」で声優を務めた柴咲コウがこの映画では主題歌を担当したことに、お茶目さを感じました。
スポンサードリンク