新旧映画のレビューを配信します
2004年に日本で公開された名探偵コナンの映画「銀翼の奇術師」は、8作目の映画で怪盗キッドが主役の映画でした。
殺人事件が起こったのは物語の中盤だったのですが、その事件を解く時に思わず吹き出してしまう出来事が起こります。
本来、小五郎を麻酔銃で眠らせてコナンが謎解きをするのですが、あろうことか小五郎の妻の妃英理を眠らせてしまうのです。
しかも英理声を出したことがなかったコナンは間違えて園子の声に変声期のダイアルを合わせてしまいます。
眠らせる相手を間違えただけでも「以外とドジだな」と笑えたのに、さらに違う人の声でしゃべり出したりしたのでもう吹き出さずにはいられませんでした。
劇中で園子がビックリしていたのも私の笑いの坪を刺激してきました。
後は、いくら探偵や怪盗といっても中身は高校生のコナンやキッドが飛行機を操縦したり、普通の女の子の蘭や園子が操縦したことには「フィクションの域を越えている!」とそれにも笑えました。
笑えるシーンとは別に、考えさせられるシーンもありました。
犯人はメイクリストの女だったのですが、自分を召し使いのように扱う女優が気に入らずに殺害したのです。
そのことについて犯人は「メイクリストとしてプライドが許せなかった」と話したのですが、それに小五郎が「プライドがあるなら何故メイク道具を犯行に使ったんだ。
プライドなんて言葉を使う資格はない」と一括したのです。
犯人に同情しそうになりましたが、その言葉を聞いて気づかされました。
確かに、本当にプライドや誇りを持って仕事をしていたのなら大事な商売道具を殺人の道具なんかに使いません。
夢ってなんなのか、プライドとはなんなのかが小五郎の言葉により考えるきっかけになりました。
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