1998年に大人気日本アニメ「ポケットモンスター」を映画化した「ミュウツーの逆襲」は、ポケットモンスター初の映画と言うこともあって私の心に深く刻み込まれました。

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ミュウツーの逆襲は、ミュウツーに思春期の子どもを重ねていると見た。

1998年に大人気日本アニメ「ポケットモンスター」を映画化した「ミュウツーの逆襲」は、ポケットモンスター初の映画と言うこともあって私の心に深く刻み込まれました。

キャラクターもサトシ、タケシ、カスミの初期メンバーで構成されていてロケット団の出番も多く、まさにポケットモンスターの原点でした。

ポケットモンスターで最初の幻のポケモンとして登場したミュウは、ピンク色の小さな身体に猫のような体、青い大きな目を持った大変愛らしいポケモンでした。

その見た目とは裏腹に戦闘能力が高いところに、見かけと中身は違うことを教えられました。

ミュウをコピーして造ったミュウツーは、ミュウとは違って骨のようにゴツゴツした体型をしていました。

目もミュウのように大きくはありません。

ミュウに比べて険しい顔をしたミュウツーを見ると、ミュウとは別の生き物であることがひしひしと伝わって来ました。

ミュウツーが自分の生まれた意味を考え、自分を造り出した人間に嫌悪感を抱いているのは、思春期の子どもが自分のルーツを辿っているようでした。

ピカチュウたちが自分のコピーに泣きながら叩かれるシーンは、必死に生きてきた子どもの親への反抗心を現していると感じました。

不快な感情を覚えたり喧嘩をして人は成長していくのだと思いました。

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