2011年に日本で公開された映画、八日目の蝉は、原作が小説で、永作博美主演で、数々の賞を獲りました。

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映画八日目の蝉の永作博美の演技に感動しました

2011年に日本で公開された映画、八日目の蝉は、原作が小説で、永作博美主演で、数々の賞を獲りました。 

この話は、永作博美が演じる希和子が、不倫相手の子供を流産してしまい、子供が産めない体になってしまいます。

そして、不倫相手の子供を誘拐するところから始まります。 

誘拐した子供に薫と名付け、女性の駆け込み寺のような場所で二人で幸せに暮らしていましたが、警察に見つかる前に小豆島に逃げます。 

けれども、結局学校にあがる前に希和子は捕まり、薫は本当の親のところに帰り絵里奈として暮らしますが、うまく馴染めません。 

実の親、本当の母だと思っていた人は誘拐犯、絵里奈の心の中は本当に複雑で、苦しかったと思います。 

映画は絵里奈の子供の頃と今を行ったり来たりして、だんだん記憶の糸が繋がっていきます。 

希和子は自分の産まれてこなかった子供と、薫を重ねて、本当に愛情を注ぎ育てたと思います。 

しかし、それは犯罪でした。 

結局絵里奈は、希和子と同様に不倫相手の子供を妊娠してしまいます。 

それを蝉に例えて、蝉は七日間生きて、八日目には死んでしまうと、人生を絶望としか捉えられませんでした。

ですが、希和子の愛情は本物だったという真実に気付き、最後は自分もお腹の赤ちゃんのことを、すでに愛しているということに気付き、蝉の八日目は絶望ではなく、希望であると、生きる気力を持てた映画だったと私は思いました。

子を愛する、母の思いを描いた映画でした。

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