テレビドラマから映画化されたSPEC。 観るまでは、超能力を持った人が活躍するSF系のお話だろうと勝手に思い込んでいたのですが、試しに観てみたら全然違っていました。

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SPEC何度観ても面白い

テレビドラマから映画化されたSPEC。

観るまでは、超能力を持った人が活躍するSF系のお話だろうと勝手に思い込んでいたのですが、試しに観てみたら全然違っていました。

刑事物でもない、人情物でもない、コミカルな部分も多いけれどテーマは重く壮大、それでいて妙に軽いタッチとウィットが交錯していて重苦しくはない、非現実的な設定と妙に現実感、生活感のある絵面など、その独特な世界に一気に釘付けになりました。

もともと気になる俳優さんだった加瀬亮はこの映画で、一番好き!ナンバーワンオンリーワンなくらいの存在になり、少し苦手に思っていた戸田恵梨香は、あんな風になりたい!羨ましい!憧れの役所を担う女優さんに変わりました。

刑事物では事件を解決することがストーリーの重要な要素となりますが、この映画はそれだけではありません。

登場人物それぞれのキャラクターが、思う存分生かされ発揮されて、ストーリーが展開していきます。

無駄のない伏線や期待を上回る解決法は、何度観ても前のめりになるほど面白く、身体の芯から熱くなる感じです。

そして何故か、観るとがぜんファイトが湧きます。私の場合。

詳しく書くとネタばらしになり得るので書けませんが、一番格好いい、美味しいと私が思った登場人物は、係長です。

加瀬亮演じる瀬文さんと戸田恵梨香演じる当麻は、実は脇役で、本当の主人公は係長なのではないか?と思えるほどの活躍ぶりです。

それぞれのスピンオフができそうなくらい濃い登場人物だらけで、完結した今でも、続編を期待しているところです。


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