日本映画プラチナデータで主演を努めた二宮和也は、神楽とリュウという多重人格者の役を見事演じきりました。

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プラチナデータの神楽とリュウを見て感じること。

日本映画プラチナデータで主演を努めた二宮和也は、神楽とリュウという多重人格者の役を見事演じきりました。


例えばの話ですが、人格が異なる同一人物を演じるとして、1つが暴れん坊なキャラクター、もう1つが弱気なキャラクターだったら差を出しやすいと思うのです。


けれど二宮が演じた神楽とリュウは、大きな違いがありませんでした。


元の人格であるリュウの方が、穏やかで優しい感じがしますが、だからってリュウの言動が弱々しいかと言えばそうではありませんでしたし、頭のいい神楽がマトモかと言われればやはり違う気がします。


二宮は、子どもっぽいけれど大人でもあるリュウと、大人っぽいけれど子どもらしい純粋さを胸に秘めた神楽を上手く演じ分けていたと思います。


少しだけ違う同一人物の違いを見せることができる二宮はやはり演技派アイドルです。


2013年に観た映画の中で群を抜く演技力でした。


私は神楽とリュウだったらリュウの方が好きです。


理由は、リュウが本当の性格であったことと、リュウは悲しみを隠してたくましく生きていると感じたからです。


弱さと強さって、ある意味同じなんだと思います。


弱さを吐き出さず、普段通りの柔らかな笑顔を向けるリュウの強さを見習いたいのです。


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