2010年に公開した湊かなえ原作の日本映画「告白」は、R15指定になっていたので、高校生だった私は映画館で観れるギリギリのラインにいました。

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R15なのに15歳以下を起用する告白のすごさ。

2010年に公開した湊かなえ原作の日本映画「告白」は、R15指定になっていたので、高校生だった私は映画館で観れるギリギリのラインにいました。


中学生が担任の愛娘をプールに落とし、担当が生徒に復讐をするヘビーな内容は、純真無垢な子どもにはあまり見せない方がいい内容かと思いました。


なぜなら、ひどく大きな人間の問題に向き合っている映画なので、自我が出来上がっていない低年齢時に観ても正確に判断するのは難しいと思うからです。


善とはなにか理解できるようになってから、しっかりと観てほしい作品です。


この映画のすごいところは、出演していたクラスメートの実年齢も映画に合わせて13.4歳だったことです。


15禁の映画に起用されたため、公開した映画を観ることができなかった子も沢山いました。


15禁映画に15歳以下の子どもを使うほどリアリティーを追求するスタッフの、告白への情熱が感じられました。


13歳の子にしか出せない中学1年生の姿がそこにはありました。


少年Aを演じた西井幸人くんも少年Bを演じた藤原薫くんも、中学生ならではの悩みや葛藤を抱えている様を見事に演じきっていました。


不気味さもあるふたりの芝居が、告白をより緊迫感のある真面目な映画にしたことでしょう。


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