侍戦隊シンケンジャーは2009年に放送されていた戦隊ヒーローでした。 コンセプトは「侍」で、現代の侍たちが外道衆という怪物を倒すストーリーです。

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銀幕版ならではの時代的な演出に注目してほしい、侍戦隊シンケンジャー天下分け目の戦

長年続いているスーパー戦隊。


侍戦隊シンケンジャーは2009年に放送されていた戦隊ヒーローでした。


コンセプトは「侍」で、現代の侍たちが外道衆という怪物を倒すストーリーです。


その侍戦隊シンケンジャーの銀幕版が、同年の夏に日本で公開されました。


「侍戦隊シンケンジャー天下分け目の戦」です。


銀幕版は、テレビ版のシンケンジャーの数話分のを恐縮してさらに内容を付け加えてかのような物語でした。


30分の短い時間の中に、シンケンジャーらしさと映画らしい豪快さが表現されていました。


外道衆を倒すことが上手くいかず、解決策を求めてある神社に忍び込みます。


神社に置いてある書物を読んだりして外道衆撲滅のヒントを得ている時、子どもがふたりお参りに来ます。


子どもたちに見つからないように息を潜めて隠れたシンケンジャーたちに聞こえてきたのは、「外道衆から助けてほしい」という子どもたちの素直な気持ちでした。


神頼みをする子どもの声を聞いて、神様にはどうすることも出来ない外道衆を倒そうと、己を震い立たせる姿は心に響きました。


また、殿である志波武瑠が一声上げると、家来たちがサッと膝をついて忠誠心を見せたことに、殿と家来たちの関係性が垣間見えました。


いつもは生意気な態度を取る谷千明ですら忠実な様子を見せていたので、家来たちの心の中にある殿様への忠誠心の高さは並大抵のものではないと思いました。


また、映画の終盤でシンケンジャーたちはショドウフォンという武器を使って、習字で書いた馬を出します。


侍といえど現代ものなので馬に乗って戦うことはなかったので、侍らしさを重視した演出に心を惹かれました。


乗馬しながら変身し、乗馬しながら決め台詞を言う5人はとてもかっこ良かったです。


普段あまり言わない武瑠の「志波家18代目当主」という言葉には、殿様の勝利に対する信念が宿っていると思いました。


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